• 地域の学び舎「プラット」

活動時間の内容をどのように決めているのか?

プラットでの過ごし方には、大きくわけて「学習」と「活動」の2つの時間があります。


2018年の立ち上げから3年間で50名以上の不登校のお子さんが通ってこられましたが、できるだけ多くのお子さんが通って来られるように、一人ひとりに合わせた過ごし方を作っています。


ご利用を検討されている保護者の方からは、「活動の時間はどんなことをやっているんですか?」と質問を受けることも少なくありません。基本的には、「例えばこんなことをしている子がいます」というご説明をするのですが、内容は本当にお子さんによって様々です。


今回は、通っているお子さんの活動の内容について、「どうやって過ごし方を決めているのか」といった部分も含めてご紹介をします。


例①:得意なことを活かして過ごすAくんの場合


不登校の小学5年生のAくんは、パソコンやタブレットなどの電子機器に詳しいお子さんです。勉強に取り組むことは難しく、まずは好きなパソコンやiPadを使ってYoutubeで動画を観たり、iPadでゲームをして過ごそうということになりました。


また、利用初回に使用しているアンケート(プラットでの活動内容をいくつか示しどれくらい関心があるかを尋ねるもの)を使って話したときには、イベントを企画することに興味があるとも教えてくれました。


ある日、ゲームの実況動画を観ていたAくんが、「僕も動画つくってみていいですか」と話してくれました。





どんな動画をつくりたいか、どうやってつくるかをAくんと話して決めました。パソコンに明るい彼は、自分で動画作成のソフトを調べたり、動画を作る段取りをすでに考えており、とても手際が良かったです。


そんな彼の強みに注目し、「プラットを紹介する動画をつくってほしい」とお願いしたことがあります。快諾してくれたAくんは、またも手際よく作成に取り掛かってくれました。途中で機器のトラブルがあり、動画は完成できなかったのですが、生き生きと取り組んでいた姿が印象的でした。


これを機に、Aくんの得意なことをプラットのお手伝いに活かしてもらうようになりました。 たとえば、画像編集ソフトを使ってイベントのチラシをつくってもらったり、「人狼ゲーム大会」を開催した際にはその企画やゲームマスター(ゲームの進行役)を務めてくれたりしました。好きなこと・得意なことをきっかけにして、活動の幅を広げていったケースです。


例②:周りの人に慣れるために遊ぶBさんの場合


小学6年生のBさんは、「人との関わりを増やしたい」という保護者の方の思いからプラットに来ました。Bさん自身も「人見知りなんだよね」と話していて、「人に慣れたい」と感じていることを教えてくれました。


まずは担当のスタッフと1対1で、Bさんが好きなオセロや人生ゲームで遊んだり、いっしょにお話したりして過ごすことから始めました。やがて担当のスタッフと関係性ができてきたので、次は「他の先生とも遊んでみない?」と提案し、いっしょにボードゲームで遊ぶことにしました。





担当以外のスタッフといっしょに遊ぶのは初めてでしたが、おしゃべりもしながら楽しそうに遊んでいました。それからも、いろいろなスタッフがBさんに声をかけたりBさんからもスタッフに話しかけたりするようになり、今では「先生たちには慣れたよ!」と言います。


他の子どもたちと過ごすことにはまだ抵抗を感じるようなので、そこは無理に挑戦させず、まずは「他の子と同じ空間にいる」ことから試してみようと話しています。周りの人に慣れるという目的のために活動をする、というケースでした。


* * *


今回例にあげたような過ごし方を決めるプロセスは、お子さんによって少しずつ異なりますが、まずは好きなこと、関心を持てそうなことをきっかけに、楽しくプラットに通える状態を目指すという点は、利用開始の時点で多くのお子さんに共通するところです。


活動の内容に加え、場所の雰囲気も感じ取っていただけると思いますので、ご利用について関心や疑問点をお持ちの方は、ぜひ一度見学・個別相談にお越しください。




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